おひとりさま老後を快適にするのは「整理」
若いときは、欲しいものを買ってたくさんのモノに囲まれた生活も悪くなかったかもしれません。
でも、老後を考えたとき、本当に必要なものなのでしょうか。
できるだけ迷惑をかけず、快適に暮らすためには「整理」も大切です。
スムーズな介護生活のためには「整理」が重要
たくさんのモノがあっても、どこになにがあるのか把握しているから大丈夫という人もいますね。
では、他人にモノを取ってもらうとき、スムーズに説明はできますか?
おひとりさまの老後は、家族以外のだれかの手を借りる生活になる可能性があります。
自分で動く分には、モノがたくさんあっても困りません。しかし、自分の代わりに他人に動いてもらうとなると、モノが乱雑していると指示するのも受けるのも難しくなってしまいます。
介護サービスであれば、サービスに入れる時間が決まっています。
モノを探すことに時間がかかってしまっては「時間の無駄」いです。
介護生活をスムーズに送るためには、指示がしやすく指示を受けやすい状況。モノが整理されていることが重要です。
人生をリセット!?見られたくない思い出
整理をしたいけれど、なかなか捨てられないものもあります。
なぜ捨てられないのでしょうか?
例えば、服で考えてみましょう。
☑高かった
☑痩せたら
☑かわいい
過去のイメージにしがみついてませんか?
高かったなら着ればいいのに、着る機会がなくなった生活。
痩せて着ればいいのに、痩せる日はいつになるのでしょう。
あの頃は可愛かったかど、年齢を重ねてますよ。
過去には戻れないのだから、服のリセットをおすすめします。
日記や手帳も捨てられずにいませんか?
思い出なので、置いておくのもいいでしょう。
でも、いざというとき、だれかが処分してくれることになります。
家族や他人に見られるかもしれないと思うと、一日でも早く処分したくなりませんか?
日記や手帳を見返さなくても、思い出は心の中にあると思います。
服と同じく、過去は過去。
過去の人生を一度リセットして、これからの人生を作り上げることを楽しみましょう!
モノを整理することは自分自身と向き合うこと
おひとりさまの老後は人に頼ること多くなる可能性があります。
他人に家に入ってもらったり、人生の後片付けをだれかに委ねたり。
そのときにモノが多いより必要なものだけにしておいた方が、なにかとスムーズではないでしょうか。
また施設に入所となれば、モノは最低限しか持ち込めないでしょう。
高齢になってから選別するのは、労力、精神的にもとても大変なこと。
おひとりさま老後のことを考えて始めたら、たくさんのモノに囲まれた生活から本当に必要なモノに囲まれた生活へシフトしていきましょう。
本当に必要なモノというのは、自分の価値観で決まります。
自分の価値観を知ることは、老後の不安を解決する一歩にもなります。
本当に必要なものにお金を使って、快適な老後への準備をしていきましょう。